潜在看護師とは、看護師免許を持っていながらも子育てや介護などさまざまな事情で看護師の仕事をしていない人のことです。厚生労働省によると、団塊の世代が75歳以上となる2025年には過去最大の看護師不足になると予想されています。
そんな深刻な看護師不足の中で注目されているのが潜在看護師です。しかし、看護師は専門的な知識や特殊スキルが必須なので、ブランクが空くことに不安を感じる人も多いことでしょう。一度現場を離れてしまうと、最新の医療情報や仕事のやり方がわからなくなってしまうのでは、という不安がつきまとってしまうことが理由として挙げられます。

潜在看護師が現場復帰する時に注意するポイントが2つあります。まず1つ目のポイントは、生活バランスを意識した働き方です。看護師の中には土日祝日関係なく夜勤のある職場も多く存在しますが、そういった働き方は体力的にも精神的にも負担が大きくなります。生活とのバランスをとりながら安定的に働くためには、働ける曜日や時間を決めて仕事を探すこと、また非正規看護師から始める方法がおすすめです。
2つ目のポイントは、復帰支援制度などを利用して最新の医療技術を学んで復帰に備えることです。忘れてしまった知識を思い出すことはもちろん、現在の医療現場を知ることは復帰時の不安を解消してくれます。復帰に大きな不安を感じている人は、ブランクのある潜在看護師を対象にしたセミナーなどを受講してみましょう。看護師免許を持っているのに活かせていない潜在看護師の皆さん、ブランクを払拭して次の現場で活躍しませんか。